平成27年4月例会
2015.03.31 Tuesday
臨場感を満喫! 蓄音機でSPコンサート
― 電気の力を一切借りず、ハンドルで巻いたぜんまいを動力にSPレコードをまわす ―
今では貴重な蓄音機を使った演奏会です。
広島市安佐南区の菊波琢さんは中四国で唯一、ネオンサインを製造する会社の社長です。
父・勇(いさむ)さんは40年前、市内デパートの催しで聴いた蓄音機の音色に魅せられました。
以来、購入した蓄音機が10台、SPレコード4千〜5千枚。
映像文化ライブラリーや公民館などで出前コンサートを開き、蓄音器の柔らかい音色がファンの心をつかんできました。
ところが、本業では東日本大震災による節電の影響でネオンサインの受注が激減します。
そこで、生産規模の縮小を決断。
工場の一部をレトロな造りに改装し、平成25年6月、音楽茶房78(セブンエイト)を開店しました。
78はSPレコードの1分間の回転数です。
勇さんはこれまで客のリクエストに応じてSPをかけたり、
毎月第4火曜の夜には、ジャズ・シャンソン・タンゴ・クラシック・演歌など
ジャンルごとの蓄音機コンサートも開いたりしてきました。
軌道に乗ってきた矢先の今年2月、勇さんは急逝されました。今後は長男・琢さんが「遺志を継いで蓄音機の魅力を広めていきたい」と語っています。
蓄音機に耳を傾けていると、まるで目の前で歌っているような感じです。
針の質も音色を変えます。
当日は1927年英国製の蓄音機を使い、鉄・竹の針の違いも聴き比べてみます。
菊波琢さんのウンチク話もお楽しみに!
記
<演奏・お話> 蓄音機・SPレコード収集家 菊波琢さん(きくなみ・たく)
広島市安佐南区生まれ。
父・勇さんが昭和42年に山陽ネオン(株)を創業。今年、2代目社長に就く。
平成25年、会社・自宅ビルの1階を一部改装し、より多くの人に気軽に鑑賞してもらうため「音楽茶房78」を開く。
ステージも設けて米国製と英国製の蓄音機のほか、グランドピアノを置く。
店内にはSP・LPレコードをジャンル別・歌手別に整理したケースもある。
定期的に蓄音機を使ってSPコンサートを開いているところは全国的にもまれという。ライブコンサートも実施。
演奏会スケジュールの案内:FB「音楽茶房78」。
<日 時> 平成27年4月15日(水)19:00 〜 お話は20時まで、
その後は懇親会(軽食、アルコール飲料などを出します。交流しましょ!)
<場 所> studio griotte(フランス料理教室)
広島市中区八丁堀11-13 八丁堀アロービル5F(東急ハンズ裏)
電話 082−511−4466
<会費> 3千円
<定員> 先着30名
<申し込み> HPからのお申込み ⇒ http://www.hesomagari.com
携帯からのお申込み ⇒ 世話人:酒井浩二(携帯:090−9418−0739)
メールでのお申込み ⇒ へそ曲がり事務局 info@hesomagari.com