平成27年2月例会
2015.01.23 Friday
東未希の創作の世界!――筒書き染めで表現
人生の中で見聞きしたもの全てに影響された “東ワールド”
2月度のへそ曲がり倶楽部は、筒描き染めという日本の伝統的な技法を用いて作品を作り続けた東未希さんです。
広島の会社に勤めながら、現在、ボールペン画、さらに雑貨作りと、創作の世界に身を置いています。
幼少期から青春期にかけて影響を受けたのは、漫画家のモンキーパンチ、画家の中原淳一、挿絵画家の宇野亜喜良などで、多くの作品を愉しみながら、江戸川乱歩の推理小説を読みあさる日々だったそうです。
独創的な創作性がめばえて、比治山大学に進学。
筒描き染めの技法に出会い、独自の表現方法で数々の作品を創作。
筒書き染めは、一部では奈良時代から始まったとされ、江戸時代に華やかに描かれた伝統的な染色技法で、大漁旗やこいのぼりなどに用いられます。
東さんは「一品ものを作る際、やり直しのきかない一筆、その一瞬に全身全霊が込められることが魅力」だそうです。
作品の特徴としては「人物には眉毛を書かない上、実在不可能なもの同士が居並び、昭和初期のレトロ感を含みながら、新世界を表現しています」。作品をじっとみつめていると、何かを回想したり、瞑想にふけったりと不思議な世界観に導かれます。
当日は、筒描き染めの作品を見ながら、「糠、餅、塩をこねて、団子にして、白線を描くという筒描き染めができるまでの技の紹介」に加えて、ボールペン画などを見ながら、東ワールドをご堪能いただきます。
記
<ゲスト> 東未希(あずま・みき)
<プロフィール> 1987年生れ。ボールペン画家。[筒描き染め作家]
比治山大学短期大学美術科から専攻科染織コースへ進学。
染織デザインの寺田勝彦教授に学び、デジタルメディアの堀尾充教授に影響を受け、アングラやエログロ、退廃的な作風に魅かれる。
型染め、筒描き染めに出会い、独創的な作風を確立。
第62回広島県美展(デザイン部門)奨励賞受賞出展作『パンサー』。
第2回新県美展(デザイン部門)入賞出展作『与一』。
仕事は株式会社マツダオートリースで、オフィス機器のリース営業の事務。
<日 時> 平成27年2月18日(水)19時〜東未希さんの「お話」と「作品紹介」
20時〜フランス料理家山本恭瑚先生の料理で交流会
<場 所> ステュディオ・グリオット
広島市中区八丁堀11-13 八丁堀アロービル5F(東急ハンズ裏)
電話 082−511−4466
<会費> 3千円
<定員> 先着30名
<申し込み> HPからのお申込み ⇒ http://www.hesomagari.com
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メールでのお申込み ⇒ へそ曲がり事務局 info@hesomagari.com