平成26年10月例会
2014.09.19 Friday
よみがえる「繊維のダイヤモンド」! 可部の山繭織
養蚕の白いカイコは桑の葉を食べ、繭も白色。
ところが、野生の天蚕(てんさん)はクヌギやナラ、カシの葉を食べ、幼虫・繭とも緑色です。
天敵の鳥から身を守るための保護色です。
広島市安佐北区の可部地区ではこの繭から糸をとり、絹織物にしていました。
糸は軽くて肌触りがやわらかく、丈夫で光沢もあり、「繊維のダイヤモンド」と呼ばれました。
可部紬の名で知られ、最盛期の明治末には約300人の行商人が全国を売り歩いたといいます。
その後、綿や化学繊維に押されて衰退し、昭和初期に廃れてしまいました。
伝統織物の再生を願い、平成11年に「可部山まゆ同好会」が発足します。
その中心になったのは、かつて養蚕技術員だった小田貢さんです。
現在、会員は約70人。
それぞれ自宅で幼虫を飼育し、布も織っています。
「まだ趣味のレベル。いずれは山繭織を量産したい」と小田会長は夢を紡いでいます。
かつて全国一の生産高を誇った可部紬。山繭織の魅力や、天蚕の意外な素顔と一生、同好会の活動などを小田会長にお話ししていただきます。
養蚕の白いカイコは桑の葉を食べ、繭も白色。
ところが、野生の天蚕(てんさん)はクヌギやナラ、カシの葉を食べ、幼虫・繭とも緑色です。
天敵の鳥から身を守るための保護色です。
広島市安佐北区の可部地区ではこの繭から糸をとり、絹織物にしていました。
糸は軽くて肌触りがやわらかく、丈夫で光沢もあり、「繊維のダイヤモンド」と呼ばれました。
可部紬の名で知られ、最盛期の明治末には約300人の行商人が全国を売り歩いたといいます。
その後、綿や化学繊維に押されて衰退し、昭和初期に廃れてしまいました。
伝統織物の再生を願い、平成11年に「可部山まゆ同好会」が発足します。
その中心になったのは、かつて養蚕技術員だった小田貢さんです。
現在、会員は約70人。
それぞれ自宅で幼虫を飼育し、布も織っています。
「まだ趣味のレベル。いずれは山繭織を量産したい」と小田会長は夢を紡いでいます。
かつて全国一の生産高を誇った可部紬。山繭織の魅力や、天蚕の意外な素顔と一生、同好会の活動などを小田会長にお話ししていただきます。
記
<講師> 可部山まゆ同好会 会長 小田 貢(おだ・みつぎ)さん
三次市出身。
安佐北区可部東在住。
日本野蚕学会会員。
県農協連合会で養蚕を指導。
広島市職員を務める。
平成11年、可部山まゆ同好会発足に参加。
平成16年、会長に就く。地元小学校で山繭体験学習を指導するほか、
親子を対象に糸紡ぎ・しおり作り講習なども実施。
平成24年には山3反を借り上げ、天蚕の育つ森づくりを目指す。
<日 時> 平成26年10月15日(水)19:00 〜 「お話」
20:00 〜 懇親会「食事、アルコール飲料などを出します。交流しましょう!」
<場 所> ステュディオ・グリオット
広島市中区八丁堀11-13 八丁堀アロービル5F(東急ハンズ裏)
電話 082−511−4466
<会費> 3千円
<定員> 先着30名
<申し込み> 電話でのお申し込み 酒井 浩二 090−9418−0739
メールでのお申込み へそ曲がり事務局 info@hesomagari.com
FBページでのお申込み https://www.facebook.com/hesomagari.club.hiroshima