平成25年5月例会
2013.05.01 Wednesday
茅葺き民家の魅力にせまる
現代の建築。
建物に慣れてしまった昨今、又、現代の建物しか縁のない人たちが増える中、
今エコロジーの観点から見直されているのが、茅葺屋根。
皆さんは、茅葺屋根をみて、どう思われますか?
「わ〜懐かしい」と思われる方、「落ち着く」と思われる方、
「なんだ?この古い建物」と思われる方、様々だと思います。
日本の文化でありながら、高度成長や建築基準法で、徐々に姿を消してきた茅葺屋根。
その中でも、手入れを行ったり、保存研究に力を入れている方が、たくさんいらっしゃいます。
今回はその中のお一人、西中国茅葺民家研究保存会 代表 上田 進さんをお迎えして、お話を伺います。
一級建築士でありながら茅葺屋根を知らなかったとおっしゃる上田さんが、あることをきっかけに、
茅葺屋根と出会いました。
なんともいえぬ思いに心を惹きつけられ、そこから、上田さんの茅葺に対する愛情が芽生え研究がはじまりました。
「風貌」「自然素材」「囲炉裏」の3点が茅葺き民家の魅力と熱く語る上田さんから、たっぷりお話を聞かせて頂きましょう。
文化保存の大切さ、茅葺き民家への関心を高めて頂けたら嬉しいです。
記
<講師>
西中国茅葺き民家保存研究会 代表 上田 進さん
<プロフィール>
1948年広島市南区生まれ。
東広島市八本松南在住。
一級建築士として建築会社で活躍されるなか、20年数年前に茅葺き民家を訪れ、
強いカルチャーショックとともに、心に惹きつけられるものを感じ、各地を訪ね歩くようになる。
消え行く茅葺き民家の保存を促進するため、2000年に研究会を発足し県内各地でイベントを行うなど、
精力的に活動をされてこられました。
又、広島の茅葺き職人をおった映画[藝州かやぶき紀行](青原さとし監督)の製作に携わる。
[日本茅葺き文化協会会員][東広島市自然研究会・副会長兼事務局長] [東広島市環境審議委員][自治会副会長]を務める。
<日 時>
平成25年5月15日(水)19:00〜19:00 〜 お話は8時まで、その後は懇親会。
<場 所>
ステュディオ・グリオット
広島市中区八丁堀11-13 八丁堀アロービル5F(東急ハンズ裏)