平成25年4月例
2013.04.01 Monday
健やかライフの決め手は「いつ、どう食べるか」
時間栄養学のススメ
日本人ひとり当たりのエネルギー摂取量は減少傾向です。
ところが、糖尿病や肥満は逆に増加の一途。その背景には、朝食抜きや遅い夕食、夜食常態化など食事の乱れがあります。そこで最近、時間栄養学が注目されています。
テーマは「いつ、どのように食べれば、身体にいいのか」。研究の結果、3食の適切なバランスや、栄養摂取のタイミングなどが次々と明らかになってきました。
県立広島大学健康科学科の准教授・西田由香さんのグループは、夜食が脂肪蓄積につながることを証明したほか、夕方の運動が成長ホルモンを増やすことなども指摘し、多くの成果をあげています。
生活習慣病を防ぎ、健やかで美しくあり続けるには?――日頃の食事に科学のメスを入れ、暮らしを見直してみます。
記
<講師>
県立広島大学人間文化学部 健康科学科 准教授
西田 由香さん(博士<栄養学>、管理栄養士)
<プロフィール>
広島生まれ。
広島女子大学(現:県立広島大学)食物栄養学科を卒業後、高校の家庭科非常勤講師(1年間)の後、病院の管理栄養士として高齢者や嚥下障害者の栄養管理に携わる(6年間)。
その後、徳島大学大学院栄養生命科学教育部(博士後期課程)に進学し、安田女子大学講師(3年間)を経て平成21年より現職に至る。
専門は臨床栄養学、時間栄養学、食育。
<日 時>
平成25年4月17日(水)19:00〜19:00 〜 お話は8時まで、その後は懇親会。
<場 所>
ステュディオ・グリオット
広島市中区八丁堀11-13 八丁堀アロービル5F(東急ハンズ裏)