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2020.02.09 Sunday

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    平成22年4月例会

    2010.04.01 Thursday

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       「伝えたい! 駄洒落の文化 目で見るクイズ・判じ絵の世界」


      宮島・町家通りで平成19年から始まった「判じ絵」クイズラリー。
      4回目の今年は4月14日から8月末まで行われます。

      判じ絵は江戸時代、大衆に人気のあった遊びで、生き物・品物の名前などを、文字の代わりに絵を使って表し、見る人が読み解いていくもの。
      たとえば、ヒントは春の山菜で、絵が火吹き竹を口にあてた女性と、五重塔なら、「フキノトウ」といった按配。
      宮島の判じ絵は家々の軒下の灯籠に描かれています。
      発案・監修者で江戸文化に詳しい広島修道大学教授・腮尾尚子さんは「江戸時代、各地の神社の縁日には参道の灯籠が手描きの判じ絵で飾られ、参詣者はその謎解きを楽しんでいました。
      町家通りは厳島神社の旧参道で古い家並みが残っています。判じ絵灯籠で、かつての参道を強調したいと思いました」。
      江戸の商家では判じ絵を刷った包装紙が客寄せになり、商品の売り上げに寄与したそうです。
      また、判じ絵を描いた紙片を江戸市中の家々に配り、答えを求める人たちから、お代を頂戴するという商売もありました。
      「判じ絵の面白さは、同音異義の掛け言葉にあります。日本語で育まれてきた“駄洒落脳”を保つ頼もしいツール、それが判じ絵です」と腮尾さん。
      絵解きと言葉遊びの世界にどっぷり浸かってみましょう。

       


       

      <講 師> 
      広島修道大学人文学部 教授 腮尾尚子(あぎお・なおこ)さん


      新潟県生まれ。お茶の水女子大学・同大学院で日本近世文学(江戸文学)を専攻。
      国立歴史民俗博物館の研究員(非常勤)を経て現職。
      講義では、江戸文学のほか、江戸庶民の生活の中で育まれた文化(浮世絵・歌舞伎・化粧結髪・小袖模様など)を広く扱う。


      趣味は錦鯉(新潟県発祥)・金魚の観賞。

       

       

      <日 時>
      4月21日(水)19:00 〜 お話は8時まで、その後は懇親会

      <場 所>
      ステュディオ・グリオット
      広島市中区八丁堀11-13 八丁堀アロービル5F(東急ハンズ裏)

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