平成19年9月例会
2007.09.01 Saturday
アルゼンチンタンゴの革命児
「アストル・ピアソラの世界」
芸術の秋!
今回のテーマは、アルゼンチンの生んだ作曲家、アストル・ピアソラ。
従来のアルゼンチン・タンゴの概念を覆した「タンゴの革命児」として知られています。
広島屈指のタンゴ演奏家集団「モダン・タンゴ五重奏団」メンバーのお2人が、激しく、時にもの悲しいピアソラの世界に皆さんを誘います。
アストル・ピアソラ(1921〜1992):アルゼンチンの作曲家・バンドネオン奏者。
4歳〜15歳までNYで育ち、アルゼンチンに帰国後はバンドネオン奏者、作曲家として頭角を現す。
古典的なアルゼンチンタンゴの特徴を踏襲しながらも、その概念を超えクラシック、ジャズのみならず、現代音楽の要素をも融合させた新しい独自のスタイルを作り出した。
甘く時に激しい旋律には、ピアソラの抱える苦悩と悲哀が織り込まれている。
古典的なタンゴの世界に衝撃と反発をもたらした彼の音楽はその死後に注目され、現在は世界中で賞賛されている。
記
<講 師>
ヴァイオリニスト 鄭 英徳(ちょん・よんど)さん
兵庫県出身の在日韓国人2世。
5歳でヴァイオリンを始める。
大江九治氏、畑実氏に師事。
1991年、関西フィルハーモニー管弦楽団を経て広島交響楽団に入団。
国内外で活躍、現在に至る。
1996年より広島でA・ピアソラ作品を主に演奏する「モダン・タンゴ五重奏団」に参加。
2004年よりバンドネオン奏者 小松亮太氏のバンドに参加。音楽のジャンルを超え幅広く
活躍中。
ギタリスト 徳武 正和(とくたけ・まさかず)さん
広島県出身。
長野文憲氏、福田進一両氏に師事。
1993年、日本クラシカルギターコンクール3位入賞、
読売新聞社主催 第20回ギターコンクール優勝。
1994年に第37回東京国際ギターコンクール3位入賞、
1996年には第21回ギター音楽大賞コンクールで最優秀賞を受賞するなど数々の賞を受賞。
「モダン・タンゴ五重奏団」結成後も、広島交響楽団との共演、
第45回九州ギター音楽コンクール優勝などジャンルを超えて活躍中。
<日 時>
9月19日(水)19:00 〜 お話は8時まで、その後は懇親会
<場 所>
ニューズデリ(広島パルコ店)
広島市中区本通10-1 広島パルコB1F